2023年11月13日の夜からSNSで話題となった「デザフェス・納豆マフィンの食中毒炎上騒動」。
当時の店側の食品保存状況の悪さなど、毎日新事実が発覚し、いまだSNSでは騒動が続いているようです。
そこで今回は、炎上ポイント5つを上げ、「デザフェス・納豆マフィン炎上騒動」を簡単にわかりやすくまとめました。
ネット上の批判的意見に加えて少ない同情意見もまとめましたので、是非最後までご覧ください。
【時系列まとめ】納豆マフィン・デザフェス炎上騒動とは

【納豆マフィン・デザフェス炎上騒動】とは?
2023年11月11~12日、東京ビッグサイトで開催された「デザインフェスタ」で販売されていたマフィンが腐っていた可能性あるとSNSで炎上した騒動です。
騒動の流れは以下の通り。
- 11月13日夜、マフィン購入者が「腐った味&匂いがする」、「糸を引いている」とSNSに投稿。体調不良を訴える人も。
- 同日夜、出店者がSNSで謝罪。⇒保健所の指導を受ける
- 11月14日、営業停止を発表
- 11月14日昼、目黒区保健所は現在調査中とし、出店者に商品の自主的な回収と返金を要請
- 11月15日保健所が立ち入り検査へ
14日の昼の時点で目黒区役所へのマフィンが原因とみられる体調不良の訴えは1件とのことでしたが、
SNS上ではマフィンの異常を訴える投稿が複数見られました
Honey×Honeyさんというマフィン屋さんで購入したマフィンが、賞味期限内であるにも関わらず腐った匂いと味、糸が引いている状態になっておりました―。
この画像がSNS上で瞬く間に拡散され、『糸引きマフィン』『納豆マフィン』という言葉がトレンド入りをしたのです。
さすがに賞味期限内でこれはヤバいね…。

【炎上ポイント5つ!】納豆マフィン食中毒騒動は結局何が悪かった?
マフィンで食中毒を起こした可能性があるというだけでも問題ではありますが、
この騒動がどうしてここまで大炎上しているのでしょうか。
この騒動の炎上ポイント5つは以下の通りです。
- 5日前に製造していた
- 保存状態が劣悪すぎた
- 店主の知識が乏しかった
- デザインフェスタ側のチェックが甘かった
- 店主のクレーム対応が稚拙すぎた
一つずつ見ていきましょう。
①5日前に製造していた
炎上ポイント1つ目は、デザフェスで販売されていたマフィンが5日前に製造されていたということです。
こちらは騒動直後、13日に店主がと投稿したInstagram↓

1人で製造をしておりますので、5日間ずっと製造しないと間に合わないため、製造し続けておりました。
販売日は11月11日でしたので、11月7日頃から製造し始めていたということですね。
ちなみにこのマフィン店の特徴は、
- 全て防腐剤、添加物不使用
- 市販の焼き菓子の半分以下の砂糖量
- 離乳食完了期の子どもから安心
とのこと。

添加物不使用で冷凍もせず常温でマフィンを保存する場合は2-3日が限度と言われています。
【手作りマフィンの保存方法と日持ちの目安は?】
常温保存は高温多湿にならない涼しい場所で、マフィンをそのまま保存する方法です。
ホコリが付着しないように袋や密閉容器に入れ、直射日光が当たって傷まないように気を付けます。
常温でマフィンを保存したときの日持ちの目安は、2日から3日です。
TEMMA SHIKI
販売するなら、賞味期限は当日中というのが普通なのでは?

バナナなど腐りやすい食材も多めに入れているとのことで、防腐剤不使用で5日間ラップの状態のまま保存して販売するというのは普通にアウトなのでは?
と疑問を抱いてしまいます。
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②保存状態が劣悪すぎた
炎上ポイント2つ目は保存状態が劣悪だったということ。
先に述べたように販売されたマフィンは添加物不使用で製造は5日前。
保存状態はどうだったかというと、やはり常温保存だったようです↓

一応、クーラーはガンガンにかけていたとのことですが・・・。

18度以下は冷蔵保存でもないですよね。
18度以下だと大丈夫という基準もどこから来たのだろう・・・

さらにお店のSNS投稿写真で、陳列棚のタイルにカビが生えているような写真も発覚。

あらゆる面から、保存状態が本当に大丈夫だったのか、、と、懸念されても仕方がないのかもしれません。
③店主の知識が乏しかった
炎上ポイント3つ目は店主の知識が乏しかったということ。
以下のような一般の方からの投稿がありました↓

投稿と一緒に添付されていたマフィン店の写真はこちらです↓

以前のお店の投稿ですが、かなり温かいままのアップルパイがラッピングされていますね。
「商品の粗熱をとらなくていいの?」
と素人でも心配になります。。
もし仮に今回のマフィンも同じようにアツアツのままラッピングされていたのなら、
防腐剤ナシですし、常温で5日間放置ですし、菌などが繁殖してもおかしくないでしょう。
『店主にはそんな知識もないのだろうか?』
とネット上では疑問の声が上がっています。
また、お店のシュトーレンを作る工程の投稿も話題に。
焼き上がりのシュトーレンをラム酒にそのまま2週間つけこんでいる様子が投稿されていたのです。

ドライフルーツをラム酒に付け込むのではなく?そんな手法あるの・・・?

ネット上では焼き上がりにお酒をつけるという手法もあるとコメントしている人もいました。
ただ、『原酒に2週間漬け込むことはない』とのこと。
店主の知識や感覚のズレを指摘する投稿が相次ぎそれが未だに炎上していると言った感じですね。
ただ、Instagramのプロフィールを見ると、店主は食に関しては複数の資格を保有しているようです。

- アレルギー対応食アドバイザー
- 上級食育アドバイザー
とあります。
『食育アドバイザーとは』
食育アドバイザーには上位資格にあたる上級食育アドバイザーが存在します。
食育アドバイザーでは主に食育の基礎知識を学び、家庭や地域での食育の実践を目指しますが、上級食育アドバイザーではより専門的な栄養学を勉強できます。
BrushUP学び
食育アドバイザーについては、合格率は高い資格のようですが、それでも食に関する知識は一般人より豊富のはずです。
プロとしての知識や自覚が甘かったのか?
と思えてきます。

お店としては完全にプロですので、店主としての姿勢に問題がなかったのか、これから問われるところかもしれません。
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④デザインフェスタ側のチェックが甘かった
炎上ポイント4つ目はデザインフェスタ側のチェックが甘かったということえす。
一部ネット上では、このような店舗の出店を許可したデザインフェスタ側にも責任があったのでは?
との声が上がっていました。
確かに。出店規準がどんなだったのか気になる…。

11月14日、デザインフェスの運営者が公式サイトにて謝罪文を掲載しました。

デザインフェスタvol.58フードエリアにつきまして
日頃は、デザインフェスタをご愛顧いただきありがとうございます。
この度、一部報道もされております通り、2023年11月11・12日に開催されましたデザインフェスタvol.58において、フードエリア出展者の販売した飲食物を召し上がられた方から、体調不良が発生する事態となりました。
お騒がせして、大変に申し訳ございません。
今回の件で体調を崩された皆様には、1日も早いご回復を心からお祈り申し上げます。
フードエリアで提供された商品をご試食・ご購入された方で、体調に異変がある方は、ご出展者が加入されている保険での対応も含め、ご購入されました出展者へお問い合わせいただければと思います。
気になる店舗の出展条件に関しても記載されていました。↓
・開催両日出店可能であること
・食品衛生責任者の資格を取得されていること
・生産物賠償責任保険(食中毒や異物混入などで賠償が補償されるPL保険)に加入されていること
・日本語でのやり取りが可能なスタッフのいること
・提出物の期限をお守りいただけること
これ以上チェックのしようがないのでは?

出店する側はプロですし、運営側もここまでひどいとは想像していなかったのではないでしょうか。
運営側を責めるのも忍びない気がします。
しかし、まったく関係ないとは言えず、やはり責任を問われても仕方ないのかもしれませんね。
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⑤店主のクレーム対応が稚拙すぎた
炎上ポイント5つ目は店主のクレーム対応が稚拙すぎたということ。
今回の騒動に対する店主の謝罪表現が稚拙なところが多々見受けられるのです。

『マフィン達』
なかなか大人が使う言葉ではないですね。
まして、被害を被ったお客様に対する謝罪文の中で使用する表現ではありません。
9か月前のお店の口コミに対する返信もかなり表現が稚拙です↓

謝罪する気がないこともお客さんに対して失礼ですが、
『同意できなくてごめんなさい。』
という表現からして、ちょっと見当違いというか、。
内容がかみ合っていませんよね、、。
以下のような口コミへの返信もちょっと理解に苦しみます↓

英語で返信するというのは、どういう心理状況なのでしょうか。。
そして、お店のインスタのコメント欄には以下のような投稿も。

こちらは真実かどうかの確証はありません。
しかし、もしこれが本当だったらやはり炎上するのも仕方ないと思ってしまいますね…。
世間の声!同情票もあり?
今回の「納豆マフィン炎上騒動」に対する世間の声をまとめると、批判的な意見が当然ながら多い中、少数ながら同情する意見も見られました。
×批判的な声
Yahoo!コメント
〇同情の声
【デザフェス・納豆マフィン炎上】まとめ!マフィン店は今後どうなる?
今回のデザフェス騒動に関しては、炎上する要因が多岐にわたっており、問題点を一つに集約することは難しそうですね。
今回まとめた炎上内容は以下の通りですが、
- 5日前に製造
- 保存状態が劣悪だった
- 店主の知識がなかった?
- デザインフェスタ側がチェックが甘かった?
- クレーム対応が稚拙
他にも、
- 賞味期限の偽装疑惑や、
- 焼き立てをうたっていながら作り置きしていたという疑惑、
- 無添加と言いながらベーキングパウダーを使っていた
- 不揃いのマフィンばかりで小麦製品が半生だった
など、数えたらきりがないほど炎上案件がSNSで上がってきています。
ただ、今回の流れを見ていると、そもそも
- プロの仕事とは何なのか?
- おもてなしとは何なのか?
- 人としてどうあるべきなのか?
という根本の部分が問われる問題なのかもしれません。
それと同時に、事態を受け止める世間のあり方も考える必要がありそうです。
マフィン店の店主は今後もお店を続ける可能性が十分ありそうですが、
しばらくはいばらの道だと思います。
食品衛生に関する知識をつけて実践するのはもちろんのこと、なぜお店を始めたのか、どんな人を喜ばせたいのかという根本の部分を考え直す必要があるかもしれません。
最後までご覧いただきありがとうございます。